ゲイのおっさんが経営者

(昔見た夢を創作して公開しております)

夢を見た・・・・

 ケバイ服を来た、ゲイのおっさん。まるで、少女漫画に
出てきそうな雰囲気。ヒゲは濃いのに、金髪のカツラ。
ふりふりのピンクのスカートを着て、ママチャリに乗っている。

 ぼくは、このおっさんの跡をつけることにした。

ケバイ、ゲイのおっさんは、ママチャリをこいで、川にかかっ
た橋を渡ろうとする。ぼくは、時折、隠れながら、小走りでお
っさんの後をついていく。いきなり、おっさんがとまった。
気付かれたかな?そう思い、緊張が走る。

 でも、大丈夫だった。おっさんは、汚い浮浪者がやっている
露天商で、小洒落た日傘を購入しただけだった。それをさしな
がら、またママチャリにまたがるおっさん。

 おっさんは、橋を下って、川沿いにある、シャッターの下り
た店に入っていった。ぼくは、少し様子をみることにした。
すると、シャッターがガラガラと開きだした。見ると、中年の
女性たちが、テーブルやイスなどを外に出し始めた。

 10分くらいすると、そのシャッターの下りた店は、あっと
いう間におしゃれなカフェになった。

ぼくは、この店に入ろうか、迷っていたが、一番目に入るのは
癪なので、一人お客さんが入った5分後に入ることにした。

 中に入ってみると、これまた中もいい雰囲気。ところで、ゲ
イのおっさんはどこにいるのだろう?と目だけキョロキョロさ
せていると、いた!

 おっさんは、角刈りで、眉間にしわをよせながら、寿司を握
っている。しかも、男らしい声で、「へい、いらっしゃい〜」
とドスを聞かせている。しかも、スタッフに指示を出したりし
ているではないか?

 なんと、あのゲイの、ケバイおっさんは、この店の経営者だ
ったのである。